CCPMとは、Critical Chain Project Management の略である。
一般に「シーシーピーエム」または「クリティカルチェーン」と呼ばれている。
TOCを、プロジェクトの実行によって成果を生み出すシステムに適用するための手法(ツール)である。
プロジェクト型と言われる業態(建設工事、設計、商品開発、ソフトウェア開発など)の他、プロジェクトの定義に従うほとんどのもの(イベント、病院での患者の治療、社内業務改革など)に適用できる。
TOCの中心的コンセプトは、こちらにも述べたとおり「制約(Constraints)を通して、システムのパフォーマンスを向上させる」というものである。
プロジェクトにおいても 第一の制約は「市場(顧客の注文)」である。
そして、その制約を徹底活用するため方針は「納期を守ること」である。
納期を守るために、次にフォーカスすべきものが「時間」である。
プロジェクトを実行する上で、もっとも時間がかかる経路がある。
これが、第二の制約である。
CCPMでは、従来の工程管理で用いられている工程の最長経路「クリティカルパス」に対して、資源の利用可能性までを考慮して資源の競合を解消した工程の最長経路を考える。
この資源競合を解消した最長経路を、手法の名前でもある「クリティカルチェーン」と呼ぶ。
そして、第二の制約である「時間」を徹底活用するために、我々は「クリティカルチェーンの時間をムダに消費しない」ことを方針とする。
クリティカルチェーンの時間をムダにしないために、どのような計画を立て、どのように実行管理し、どのように継続的な改善を行うのか、その考え方や行動基準を体系化し、再現可能なパッケージにしたものが「CCPM」という考え方である。
CCPMについては、そのパッケージの中身のあるテクニカルな部分のおもしろさに目を奪われがちであるが、その根底にある最も重要なメッセージ「制約を通じてプロジェクトをマネジメントする」を忘れてはいけない。
CCPMとは、ソフトウェアを使えば自動的に実現できるというものではない。
いくらソフトウェアが優れていようとも「制約を通じてプロジェクトをマネジメントする」ことへの理解なくしては、有効に機能しないだろう。
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